世界で最も利用者の多いMT4でビットコイン取引
近年、仮想通貨取引が注目を集めていますよね!
そんな仮想通貨の中でも代表的なものがビットコインですが、そのビットコイン取引をFXの高機能プラットフォームであるMT4(メタトレーダー4)で行いたいという方が増えてきています。
そこで今回は、国内でMT4トレードができるおすすめの仮想通貨取引所やFX会社を紹介するとともに、MT4の操作方法やMT4を用いたビットコインFXのデモトレード、さらに自動売買のやり方などを解説いたします。
目次
MT4(メタトレーダー4)とは?
はじめに、MT4(メタトレーダー4)とはいったい何か、また、そのメリットやデメリットにはどのようなものがあるかを簡単にチェックしていきましょう。
MT4とは
MT4とは、FXのトレード用総合プラットフォームです。
でも、このように説明しても、あまりピンときませんよね。
プラットフォームとは、チャートやトレードパネルなどの取引環境を提供し、実際のトレードが効率的にできるようにしたツールなのです。
MT4画面の前に座るのは、いわばジェット戦闘機の操縦席に座っているのと同じです。
チャートやテクニカル指標を見ながらトレードパネルを操ってFXやビットコイン取引に勝つことと、レーダー画面や手元の計器盤を見ながら操縦管を操って空中戦に勝利するのとはよく似ていますね。
イメージしやすく説明すると、MT4とはジェット戦闘機の操縦システムのようなものといえます。
MT4の特徴とメリット・デメリット
お次は、MT4の特徴やメリット・デメリットをご紹介していきます。
MT4には、以下のようなメリット・デメリットがあります。
メリット | 説明 |
---|---|
豊富なテクニカル指標・インジケーターを表示できる | MT4には、50種類以上のインジケーターが標準装備されており、新たなインジケーターも自由に追加できる |
利用者の使いやすいようにカスタマイズできる | チャート表示をはじめ、利用者が見やすく操作しやすいように改良できる拡張性が高い |
自動売買ができる | MT4でEA(エキスパート・アドバイザー)を稼働させて自動売買ができる |
コストがかからない | MT4は無料で提供されている |
デメリット | 説明 |
---|---|
使うには、自分で設定が必要 | MT4を使うには、自分でダウンロード・インストールが必要 |
MT4対応の業者が少ない | 国内で、MT4に対応している業者はまだ多くない |
ニュース関係の情報提供があまりない | 他の高機能さに比べ、ニュース関係の配信があまりない |
初心者には少し難しい | MT4の設定や操作は、初心者に少し難しく取っ付き難い |
国内で唯一MT4を採用している仮想通貨取引所はここ
これまで、MT4はFX用のツールと思われてきましたが、国内の仮想通貨取引所でMT4に対応している会社があるのです。
それが、BITPOINT(ビットポイント)です。
BITPOINT(ビットポイント)はMT4が使える
ビットポイントは、(株)ビットポイントジャパンが運営する仮想通貨取引所です。
仮想通貨の現物取引に加えてビットコインFXも取り扱っており、国内の仮想通貨取引所では、初めてMT4を導入しました。
ビットポイントに口座を開けば、MT4を使ってビットコインFXを行うことができます。
また、セキュリティ対策には万全を期しているうえ、取引手数料や口座管理料などの基本的な手数料が無料のため、ユーザーからは高い評価を受けています。
所在地 | 東京都港区六本木3-2-1 |
---|---|
設立年月日 | 2016年3月 |
資本金 | 44億3,000万円 |
主要株主 | (株)リミックスポイント |
顧客資産 | 分別管理 |
取扱い通貨 | 5種類 ビットコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアム ライトコイン、リップル |
取引システム | パソコンWEB版、MT4、スマホ版 |
MT4取扱通貨ペア | ビットコイン/円、ビットコイン/ドル、ビットコイン/ユーロ ビットコイン/香港ドル |
手数料 | 取引手数料・即時入金手数料・送受金手数料・口座管理料は無料 |
MT4のダウンロード・インストール手順
次に、MT4のダウンロードとインストールの手順をチェックしていきましょう。
MT4をダウンロードするには、BITPOINT(ビットポイント)にデモ口座を開設するのが簡単で分かりやすいです。
以下、時系列で画面遷移に従った操作方法です。
ビットポイントのホームページ中段の「充実した取引ツール」にMT4の紹介があるので、《詳しく見る》をクリック
続いて、《デモ版ダウンロードはこちら》をクリック
MT4のセットアッププログラムがダウンロードされるので、パソコン画面の下部に現れた《bitpoint4 demo setup.exe》右側の下矢印をクリックし、《開く》を選択
使用許諾同意書の《ライセンス条項の同意》にチェックを入れ、《次へ》をクリック
MT4のインストールが開始され、終了するとMT4が自動で立ち上がる(まだ回線が不通)
同時に、デモ口座申請画面が表示
デモ口座申請画面では、《BITPoint-FX Demo》(デモ口座)を選択
選択したら、《次へ》をクリック
《新しいデモ口座》を選択し、《次へ》をクリック
お客様情報入力画面に必要事項を入力
《貴社からのニュースレター受取りに同意します》にチェック
《次へ》をクリック
デモ口座が登録され、ログインID・パスワードが表示される(メモしておきましょう)
確認が終わったら《完了》をクリック
これでデモ口座への登録が完了です。
MT4の回線が繋がり、デモトレードができる状態になりました。
FXをするなら「FXTF(ゴールデンウェイ・ジャパン)」
MT4に対応している会社でFXをするなら、「FXTF(ゴールデンウェイ・ジャパン)」がおすすめです。
FXTFとは
FXTF(ゴールデンウェイ・ジャパン)は、東京に本社があるFX会社です。
通貨ペアは29種類と豊富で、南アフリカランド円やトルコリラ円などマニアックなものもカバーしています。
スプレッドは、ドル円0.1銭(原則固定)、ユーロ円0.4銭、ポンド円0.7銭などで、業界で最狭のレベルを維持しています。
所在地 | 東京都港区三田2-11-15 |
---|---|
設立年月日 | 2006年6月 |
資本金 | 3億5,000万円 |
主要株主 | FXTFホールディングス |
自己資本規制比率 | 315.9%(2019年2月末日) |
顧客資産管理 | 完全信託保全 |
取扱い通貨 | 29通貨ペア |
スプレッド | ドル円0.1銭、ユーロ円0.4銭、ユーロドル0.2pips、豪ドル円0.4銭、ポンド円0.7銭 |
取引数量の最小単位 | 1,000通貨 |
1回の最大取引量 | 100万通貨 |
取引システム | パソコン・ダウンロード版(EA可) パソコン・ウェブ版(EA不可) スマートフォン(iPhone/Android対応) iPad版 |
自動売買 | MT4で可能 |
MT4のダウンロード・インストール手順
次に、FXTF(ゴールデンウェイ・ジャパン)でのMT4のダウンロードとインストールの手順をチェックしていきましょう。
今回は、FXTFにデモ口座を開設して、MT4をダウンロードしてみます。
以下、時系列で画面遷移に従った操作方法です。
FXTF(ゴールデンウェイ・ジャパン)のホームページから、《取引システムはこちら》をクリック
《MT4インストール版》をクリック(パソコン用インストール版)
《ダウンロード》をクリック
MT4のセットアッププログラムがダウンロードされるので、パソコン画面の下部に現れた《fxtf4setup.exe》右側の下矢印をクリックし、《開く》を選択
使用許諾同意書の《次へ》をクリック
MT4のインストールが開始され、終了するとMT4が自動で立ち上がる(まだ回線が不通)
同時に、デモ口座申請画面が表示
デモ口座申請画面では、《FXTrade-Demo FXTF》(デモ口座)を選択
選択したら、《次へ》をクリック
《新しいデモ口座》を選択し、《次へ》をクリック
お客様情報入力画面に必要事項を入力
《貴社からのニュースレター受取りに同意します》にチェック
《次へ》をクリック
デモ口座が登録され、ログインID・パスワードが表示される(メモしておきましょう)
確認が終わったら《完了》をクリック
これでデモ口座への登録は完了です。
MT4の回線が繋がり、デモトレードができる状態になりました。
チャートの表示方法とデモトレード
MT4のダウンロードができたら、次は操作方法を覚える番です。
そして、操作方法をマスターしたら、実際にビットコインFXのデモトレードを行ってみましょう。
MT4の使い方
基本的な操作
ここでは、MT4の操作でよく使うメニューについて紹介しておきましょう。
上図中の番号の説明が、下の対応番号になります。
- 新規チャートの作成(通貨ペア選択)
- 気配値の表示
- ナビゲーター(インジケーター・EA)の表示
- 各種のラインや平行チャネル、テキストなど表示したいものを選択
- 新規注文パネルを表示
- チャートの時間足の切り替え
- 自動売買オン・オフの切り替え
- バーチャート・ローソク足・ラインチャートの表示切り替え
- チャートの拡大・縮小
- チャートを先頭に移行、位置の調整
- 最前面に表示したい画面を選択
チャートの表示方法
①MT4画面メニュー左側の《+マーク》をクリック
通貨ペアが表示されるので、その中から選択すると新規に作成される
はじめは、基本的な操作を知っておけば大丈夫です。
後は、実際に使いながら覚えていくのが効率的でおすすめです。
デモトレードの方法
それでは、ここからはデモトレードの方法を説明しましょう。
ビットポイントMT4で、ビットコインを使ったFXを行ってみます。
下図は、ビットコイン/円の1時間チャートです。
左上メニューの①をクリックすると、下段に「ターミナル」が表示されるので、②の《取引》タグを選択します。
すると、③にビットポイントのデモトレードでの口座残高(有効証拠金)が表示されました。ここでは、500万円となっていますね。
次に、上の画面で、緑色枠で囲んだ《新規注文》をクリックすると、注文画面(トレードパネル)が現れます。
下図は、【ストリーミング注文】の画面です。
注文画面は、上から次の項目が並んでいます。
- 通貨ペアの種別
- 数量
- 決済逆指値
- 決済指値
- 注文種別
- 現在の取引価格
- 発注ボタン
- 提示価格と約定価格の差をどこまで許すかの設定
取引する通貨ペアを選ぶ。ここでは「ビットコイン/円」
取引数量を設定する。ここでは「1ロット=1BTC」
*0.01ロット(0.01BTC)から取引は可能
「損切り」の設定
「利益確定」の設定
注文種別を選ぶ。ここでは「ストリーミング注文」
*ストリーミング注文とは、注文価格と約定価格に差が生じた場合、自分が設定した以上の差がある場合は取引を約定させない注文方法
左が「売りの価格」、右が「買いの価格」
「売り」は左、「買い」は右のボタンをクリックして発注
ここでは、5ポイントまで許容するが、それを超えた約定はさせないとの設定
また、指値注文の画面は次のようになっています。
ここで実際に、ビットコイン/円・1ロット(1BTC)を買ってみます。
発注して約定すると、以下の表示が現れます。
チャートをみると、約定した価格には点線が入っています。
下段のターミナルに、現在の保有ポジションの情報が表示されます。
ここで表示されているのは、ビットコイン/円・1ロット・売りポジションの情報です。右端がこのポジションの損益で、ここではマイナスとなっています。
有効証拠金も、当初の500万円から若干減っていますね。
決済(損切り・利益確定)したい場合は、ターミナルの保有ポジションにカーソルを合わせて右クリックします。
現れたメニューから決済注文を選ぶと、決済が行われます。
ここでは、損切りの決済を行いました。
また、画面左上には、ワンクリックトレード画面も表示されます。
消したい時は、赤〇部分のクリックで消えます。
以上、ビットコイン円のデモトレードを行ってみました。
注文の操作方法は、ここで紹介した方法以外にもありますので、実際に操作しながら研究してみてください。
ビットコインで自動売買?EAの使い方
せっかくMT4を使うのですから、ビットコイン取引を自動売買で行ってみたいですよね。
ここでは、ビットコインFXを行うためのEAの設定方法や自動売買のやり方について紹介していきます。
EAとは
EAは、MT4をはじめとする取引プラットフォーム上で稼働する自動売買ソフトで、正式名称は「エキスパートアドバイザー」といいます。
EAは、設計したとおりの条件で売買を行うロジックが組み込まれており、稼働中はEAにすべて任せる形になります。
そのため、トレードでパソコン画面に張り付いている必要がなくなり、時間と手間を節約できます。
また、優秀なEAを選ぶことができれば、トレードで大きく稼ぐことも夢ではありません。
EAを使った自動売買の方法
次に、EAを使った自動売買の方法について説明します。
EAの設定
EAはMT4上で稼働するため、まずMT4の中に組み込むことが必要です。
MT4には、EAの収納フォルダーが設定されています。
■作業手順
①MT4画面ファイルメニューの《データフォルダーを開く》をクリック
②続いて、《MQL4フォルダー》、《Expertsフォルダー》の順に開く
③ExpertsフォルダーがEAの収納場所であるため、EAをExpertsフォルダー内にコピー&ペースト、またはドラッグ&ドロップして収納
④収納したらフォルダーを閉じ、MT4を再起動
(MT4を再起動させないと、EAが正常に起動しない場合がある)
⑤MT4が再起動したら、表示メニューの「ナビゲーター」を開く
⑥収納したEAが、ナビゲーター一覧の「エキスパートアドバイザー」に表示される
これでEAの設定は終了です。
MT4の設定
MT4上でEAを稼働させるには、MT4の設定を変更する必要があります。
■作業手順
①MT4画面で、ツールメニューの《オプション画面》を開く
②オプション画面の「エキスパートアドバイザー」タブで、《自動売買を許可する》、《DLLの使用を許可する(信頼できるアプリケーションのみで有効)》の2ヵ所にチェックを入れる
③チェックを入れたら、OKボタンをクリック
EAの開始
■作業手順
①MT4の画面で、表示メニューの《ナビゲーター》を開く
②ナビゲーター一覧の「エキスパートアドバイザー」の中から、稼働させるEAを選んでチャート上にドラッグ&ドロップ
③EAの設定画面が開くので、《全般》タブを選択
④全般タブで、《アラームを有効化》、《自動売買を許可する》、《DLLの使用を許可する》、《外部エキスパートの使用を許可する》の4か所をチェック
⑤設定が終わったらOKボタンをクリック
(注)パラメータの設定は、EAの仕様書の指示に従って行う
これでEAを稼働させる手順が終了しました。
(MT4画面右上にニコちゃんマークが表示=無事にEAが稼働)
EAの停止
①EAの稼働を停止するには、MT4のメニューで《自動売買》ボタンをクリック(「自動売買」の表示が赤マークになれば停止)
②稼働を再開する時は、再び《自動売買》ボタンをクリック(「自動売買」の表示が緑マークになれば稼働)
EAの削除方法
①MT4画面上で右クリックし、「エキスパートアドバイザー」のメニューで「削除」を選択すると、EAが削除されます。
いかがでしたでしょうか。
これで、ビットコインFXの裁量トレード、自動売買どちらもできるようになりますね。
これからも勉強を続けて、ビットコインFXで常勝トレーダーを目指してください。
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【番外編】ビットコインの2019年の展望
以上、ここまでビットコインFXでMT4を使用する方法などをご紹介してきました。
ここからは番外編として、筆者の目線から見る「ビットコインの2019年の展望」をお届けします。
市場高騰時の最高値から約80%以上値崩れしているビットコインですが、2019年は「強気市場の前触れが見え始める年」になるかもしれません。
実際にも、既に強気市場の兆候は見え始めています。(2019年4月現在、一時的に上昇し始めています)
例えば、世界的な資産運用大手Fidelityは、子会社Fidelity Digital Assetsを通じて機関投資家向けの資産管理サービスを開始しました。
(仮想通貨専門の資産管理サービスの開始は、これまで仮想通貨を自己管理することに不安だった機関投資家がより市場へ参入しやすいような環境が整ってきていることを意味します。)
また、ファミリーオフィスや年金ファンドもブロックチェーン分野への投資を始めていることが報じられています。
ちなみに、Fidelity Digital Assetsの執行役員によると、既に仮想通貨投資を開始している機関投資家たちはポートフォリオにおける仮想通貨の割り当てを今後5年間で2倍にするという驚愕の調査結果を報告をしています。
さらに、ビットコインの仕組みならではの好材料もあるようです。
実は2019年はビットコインの「ブロック報酬半減」が起こるちょうど一年前。
(ブロック報酬半減とは、ビットコインの金融方針の一つであり、マイニングを行うマイナーへのBTCの報酬が半減すること。これにより、市場のBTC供給量が少なくなるため、需要が一定している場合は価格が上がる可能性が高い。)
過去のビットコイン市場のデータをもとにすると、ちょうどこの時期に市場が転換期を迎える期間となっています。
これらのような好材料があるからといい、必ずしも大金を仮想通貨市場へ投げ入れる必要はありません。
仮想通貨業界ではよく「資産の1%」をビットコインに入れるべきだという言葉があります。
というのも、ポートフォリオの1%なら下方向の急激な価格変動でもさほど影響はなく、また上昇すれば「超ハイリターン」を得られる可能性があります。
JPモルガンやFacebookを始めとする大手企業が独自仮想通貨を発行するようになった昨今、仮想通貨は「バブルとともに過ぎ去ったもの」とは言い難いかもしれません。
仮想通貨市場全体がアップル社の時価総額よりも小さいことを踏まえると、まだまだ伸びしろは大きいかもしれませんね。
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