「新生銀行FX」のサービスは他社と比較してどうなのか、口コミや評判はどんな感じなのか気になりますよね。
新生銀行の特徴
結論から言うと、新生銀行FXは「取扱通貨ペア数こそ及第点ですが、それ以外は特に秀でた長所がないため、FX初心者にはニーズに合った他の会社がおすすめ」です。
このページでは、FX歴12年の専業トレーダーが、新生銀行FXを各項目ごとに口コミや評判を交えながら評価します。
新生銀行FXの総評
総合 | スプレッド | スワップ | 約定力 |
---|---|---|---|
73 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
取引ツール | 情報量 | サポート | |
★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |


ちなみに、FX初心者向けにおすすめの口座は次の記事をご覧ください。
新生銀行FXの口コミ
新生銀行FXの良い評判
新生銀行FXが開始。
米ドル円スプレッド0.5銭
外為ドットの0.3銭には負けるがじぶん銀行の3銭に比べればかなりまし、そういう猫侍はこりずにじぶんFXも使っているのだが— NoGiZaX(土反道) (@slope_at_nogi) 2016年8月22日
新生銀行の口座を持っていたので開設しました。主にスマホで取引してますがアプリが使いやすくて気に入ってます。取引できる通貨ペア数も多いと思います。
新生銀行FXの悪い評判
スプレッドが他の会社と比べると広いです。ドル円はまだマシな方ですが、ニュージーランド円やスイス円は広すぎて短期取引でまともに利益が出せないです。
スワップポイントは高めな方ですが、もっと高金利な会社もあるので、スワップ(金利)狙いならあえて使う理由はないかなと思います。
半年ほど利用していましたが、他の証券会社と比べると特に良いところはありません。取引ツールも本気でやっていこうと思うと物足りない。初心者向けの情報やセミナーもないので初心者にはあまりお勧めできません。
新生銀行FXの詳細評価
スプレッドは狭めで取引手数料無料
新生銀行FXのスプレッドは一部の通貨ペアに限り、狭めに設定されています。取引手数料も他社同様に無料です。
現在は多くのFX会社ではドル円0.3銭の最狭水準が一般的になっていますが、新生銀行FXはそれより少し高い0.5銭です。
ドル円、ユーロドル、ポンド円、ポンドドルの4通貨ペアは他社と比較してもなかなか優秀です。
例えば、国内のFX口座数が80万を突破しているDMM.com証券の「DMM FX」と比較すると全体的にスプレッドではやや見劣りします。
特に、高金利通貨のNZドル円、南アフリカランド円やマイナー通貨のスイスフラン円、カナダドル円などはかなりスプレッドが高めです。
取引可能通貨ペア数は24と多めで、トルコリラ円、香港ドル円、人民元円、ノルウェークローネ円などのマイナー通貨も取引可能なのは強みですが、それらのスプレッドも他社と比べると高く設定されています。
通貨ペア | 新生銀行 | DMM FX (原則固定) |
---|---|---|
USD/JPY | 0.5銭 | 0.2銭 |
EUR/JPY | 1.1銭 | 0.5銭 |
AUD/JPY | 1.2銭 | 0.7銭 |
GBP/JPY | 1.0銭 | 1.0銭 |
NZD/JPY | 3.9銭 | 1.2銭 |
ZAR/JPY | 3.9銭 | 1.0銭 |
CHF/JPY | 5.9銭 | 1.8銭 |
CAD/JPY | 3.9銭 | 1.7銭 |
TRY/JPY | 6.8銭 | - |
EUR/USD | 0.5pips | 0.4pips |
GBP/USD | 1.0pips | 1.0pips |
AUD/USD | 1.9pips | 0.9pips |
NZD/USD | 4.0pips | 1.6pips |
USD/CHF | 5.0pips | 1.6pips |
※2019年12月25日時点
取引ツール・チャートとアプリは使いやすい
新生銀行FXの取引ツールは、スマホアプリ(iPhone、Andorid)、Windows用インストール型、WEBブラウザ型の3種類があります。
PC、スマホアプリ共に、取引ツールは高機能で使いやすく、チャートを見ながら即発注、テクニカル指標の表示など必要な機能が揃っています。
ただ懸念点は、過去にドル円で1,500pipsもスプレッドが拡大した楽天FXの運用システムを利用しているという点です。
新生銀行は楽天証券と連携して外国為替証拠金取引(FX)サービスに参入する。大手銀のFX参入は初で、22日からサービスを始める。楽天証券のFXの運用システムを利用し、収益を両社で分け合う。
出典:日経経済新聞
取引ツール自体は優秀ですが、そのリスクを考慮すると敢えて使う必要があるかどうかは疑問です。
150人の口コミと評判で分かった「楽天FX」をおすすめしない理由
スワップポイントはやや高め
新生銀行FXのスワップポイントは、他社と比較してもやや高めな数値です。
ずば抜けて高いということはないですが、高金利通貨で人気のトルコリラ円が取引できることは利点です。ただ、トルコリラ円を長期保有するならもっと高いスワップポイントがもらえる「みんなのFX」や「FXプライムbyGMO」の方がおすすめです。
日々のスワップポイントは公式サイトから確認できます。
※2017年6月20日時点
デモ口座が無くてサポート時間も短い
多くのFX会社では取引ツールの使用感を試すためにデモ口座が用意されていることが多いですが、新生銀行FXにはデモ口座はありません。
また、FX専用の電話サポートは、「受付時間:平日9時~17時」と短めです。平日24時間対応というFX業者も珍しくないので、この対応は初心者には少し厳しいかもしれません。
初めてFXをする人にとってはやや不親切と言えるでしょう。
FXの練習はデモトレードアプリがおすすめ!練習方法と無料デモ口座
クイック入金・出金が24時間できるのは強み
入出金は、新生総合口座パワーフレックスと新生銀行FX口座間で24時間365日行うことができます。
多くのFX会社では、クイック入金は即時反映ですが、出金には数日かかることが多いです。この点は銀行ならではのメリットと言えるでしょう。
キャンペーンはキャッシュバックが不定期開催される
新生銀行FXでは、不定期でキャッシュバックキャンペーンを行なっています。
上記は10000円のキャッシュバックですが、新規約定で合計300万基本通貨単位以上の取引が条件なので、達成条件はやや厳しくなっています。
最新のキャンペーン情報は新生銀行FXのキャンペーンページをご確認ください。
結論:新生銀行FXはFX初心者にはおすすめしない
新生銀行FXは、取引できる通貨ペア数が多めなのが特徴ですが、それ以外は特に秀でたところが無いので、FXトレードをする上で他社より優れているとは言い難いです。
特にこれからFXを始めようと思っている初心者にはもっと総合的に上回っている口座を検討されることをオススメします。
「他の会社はあまり聞いたことが無いし、よくわからない」という人のために、新生銀行FX同様に安全性・信用性が高く、総合的に優れているFX会社をご紹介します。
これからFXを始める方や、メイン口座をお探しの方には次のFX会社が総合的におすすめです。
DMM FXのココがスゴイ!
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(DMM FXと外為ジャパンFXを合算した数値) - スプレッドは業界最狭水準!
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国内口座数が90万を突破をしたDMM.com証券の『DMM FX』は初心者から上級者まで非常に多くのFXトレーダーから支持されている人気のFX会社です。
人気の理由は、その総合力の高さ!
DMM FXは初心者の方が取引する上で重要な「スプレッド」「約定力」「取引ツール」「安全性」4つの要素全てが高水準。
特に取引コストであるスプレッドは業界最狭水準かつ安定しているため、国内FX業者の中でもトップクラスに安いコストで取引ができます。
さらに、DMMFXはサポートが充実しているのも初心者におすすめできるポイント。
FX業界では初となるLINEサポートにも対応していて、わからないことがあればLINEを使って気軽に質問することができます。
キャッシュバックやポイント還元など、取引をすればするほどお得なシステムも用意されており、一番はじめに開設するFX口座として、最もおすすめなFX会社です!
DMM FX最新キャンペーン情報

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新生銀行FXのよくある質問
レバレッジとロスカット基準について
新生銀行FXでは、レバレッジを次の5つのコースから選択できます。また、ロスカットの基準はレバレッジコースに応じて、任意で設定することが可能です。
最低取引通貨単位は1万通貨です。レバレッジ25倍でドル円を取引する場合、必要な証拠金は約4万円です。
レバレッジ | ロスカット基準 |
---|---|
25倍コース | 50~95%[5%刻みの任意設定] |
10倍コース | 40~95%[5%刻みの任意設定] |
5倍コース | 20~95%[5%刻みの任意設定] |
2倍コース | 20~95%[5%刻みの任意設定] |
1倍コース | 20~95%[5%刻みの任意設定] |