DMM FXは国内FX会社の中でも、スプレッドが狭い、約定力が高いなど非常に優秀な口座なので、「MT4で取引できないかな」と思う人も多いのではないでしょうか?
MT4(MetaTrader4)とは、MetaQuotes社が出している無料の高機能チャート&取引システムです。
残念ながらDMM FXはMT4には非対応のためMT4で直接取引をしたり、EA(エキスパート・アドバイザー)を利用して自動売買することはできません。
しかし、DMM FXのPC版取引ツールには高機能な「プレミアチャート」があり、これがMT4とほとんど変わらないくらい優秀なのです。
プレミアチャートはかなり優秀
DMM FXのPC取引ツールには「DMMFX PLUS」「DMMFX ADVANCE」「DMMFX MINI」の3種類があります。
それぞれにチャート機能が用意されていますが、チャートに関しては最も高機能な「プレミアチャート」の利用をおすすめします。
チャート6分割可能でテクニカル指標も豊富
このように6画面まで複数分割してチャートが表示可能です。
チャートタイプは、ローソク足・ラインチャート・平均足、テクニカル指標は、トレンド系15種類、オシレーター系14種類が利用できます。
実際に使ってみましたが、テクニカル指標は基本的な移動平均線、ボリンジャーバンド、一目均衡表から、人気のスーパーボリンジャー、スパンモデル、GMMA、フィボナッチピボットなど必要なものが揃っています。
それぞれ色やパラメーターなども自由に変更可能です。
チャート部分、オシレーター部分の両方にトレンドラインを引くこともでき、ダイバージェンスの判断にも迷いません。
ダイバージェンスとは|オシレーター系を使ったトレンド転換の見つけ方
またCFDの日経225、ダウ30、S&P500、ゴールド、原油などのチャートも表示が可能なので他商品と同時に分析をしている人でも満足できます。
また、プライスアラート設定やチャート上から経済指標の予定・結果も知ることができます。

4分割で複数の時間足を同時に表示可能
このように1つの通貨ペアを複数の時間足で同時に表示も可能です。画像のようにそれぞれのチャートに異なったテクニカル指標も適用できます。
5分足、1時間足、4時間足、日足のようにマルチタイムフレームで分析することで、長期トレンドを意識しながらデイトレードの戦略を考えることができます。

MT4と比べて優れているところは、1枚のチャートに他通貨ペアやCFDチャートを簡単に比較して表示することができる点です。
Macにも対応
MT4はMacに非対応なものも多く、MacだとVPSを利用したり少し複雑な手順が必要となってしまいます。
プレミアチャートはブラウザベースなのでWindowsでもMacでも利用可能です。
ブラウザはSafari、IE、firefoxで使用可能です。Chromeは推奨外なようでうまく表示されませんでした。

PCなら「DMMFX MINI」とMT4を併用可能
PCで取引する場合
パソコンで取引している場合は、チャートはMT4で表示して、それとは別にブラウザのDMM FX取引ツールでトレードをするというスタイルになるでしょう。
私はずっと、チャートはMT4、取引はFX業者のシステムという使い方でトレードをしています。
注文画面だけを表示する取引ツール「DMMFX MINI」なら上の画像のように、MT4チャートの邪魔にならないところに置いて取引をすれば、1枚のディスプレイでもあまりストレスなくトレードすることができます。
「DMM FX」でMT4を使用しながら取引するには、これが一番おすすめで現実的な方法です。
ただし、ポジションの一部決済や、後から指値・逆指値を入れたい場合などは、別の取引ツール「DMMFX ADVANCE」や「DMMFX PLUS」で対応する必要があります。
その場合はPCのモニターが1枚だとMT4のチャート上にDMM FXの取引ツールが重なってしまうことが多いのでうまく調節する必要があります。
快適な環境でトレードをするなら、モニターを2枚のデュアルディスプレイにして、片方にMT4チャートを表示、もう片方にDMM FXの取引ツールを表示するのがおすすめです。
スマホで取引する場合
スマホで取引をする場合は、パソコンで取引をするよりも難易度が上がってしまいます。
スマホではアプリを2種類同時に表示することができないので、MT4のスマホアプリでチャートを見て、DMM FXのスマホアプリで取引をするまでにタスクを切り替えるタイムラグが発生します。エントリータイミングがシビアな場面では、それで損をしてしまうこともあるでしょう。
DMM FXのスマホアプリ自体は使い勝手が良く、チャートを見ながら発注が可能で、メジャーなテクニカル指標もほとんど揃っています。
MT4でないと代用きかないようなインジケーターやテクニカルを使用しているのでなければ、スマホでのFXトレードでは「DMM FX」のスマホアプリだけで取引をすることをオススメします。
どうしてもMT4のチャートで取引もしたいのであれば、MT4対応のFX会社を利用しましょう。
MT4対応業者のおすすめは?
使い慣れたMT4で取引したいという人もいるでしょうから、そういう人はおとなしくMT4対応の国内業者を探しましょう。
外資系が多く、サポートが初心者向けではないというデメリットがありますが、FX会社としては他社に引けを取るものではありません。
次の記事でMT4対応業者を徹底比較しているので、参考にしてみてください。
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